CHANPON5-PCI
は
玄人志向
から販売されている
「3 in 1 マルチインターフェースボード」
です.
LAN(GbE),IEEE1394,USB2.0/1.1 のインターフェースを搭載しています.
使用チップを知りたいと思って検索したら2,3情報がありましたが,
詳しいことは見当たらなかったのでここに記載します.
なお,
製品改良などで搭載チップが変更されることもあり得ますのでご留意願います.
サイトには書いてありませんが, 外箱には使用チップがきちんと記載されています. すべて VIA Technologies, Inc. のチップです.
機能 | チップ |
---|---|
LAN | VT6122 |
IEEE1394 | VT6306 |
USB2.0/1.1 | VT6214L |
→ 拡大画像
USB2.0 の性能が気になりますので簡単に調べてみました.
HUD-4GLD-BK
の旧バージョン (SLC タイプ) というまあまあ高速な
USB メモリを接続して転送速度を見ます.
CHANPON5 はかなり旧式のマシンに入れたので条件はかなり不利そうですが,
下に見るように新しいマシンとだいたい同等の速度が得られました
(多くの項目でむしろ良い数値が出ています).
もっとも新しいマシンのほうも USB 性能がさほど良くない可能性はあります.
測定は
CrystalDiskMark 2.1
を使い,
Test Size は (気合がなくて) 50MB です.
項目 | CHANPON5 マシン | 比較マシン |
---|---|---|
CPU | Celeron 1.2GHz Tualatin | Opteron 170 @ 2.8GHz |
M/B | SOYO SY-6BA+IV | Asrock 939Dual-SATA2 |
チップセット | Intel 440BX | ULi M1695+M1563 |
RAM | 768MB | 3GB |
USB | VT6214L | チップセット内蔵 |
Sequential Read | 32.091 MB/s | 30.171 MB/s |
Sequential Write | 18.905 MB/s | 18.678 MB/s |
Random Read 512KB | 31.649 MB/s | 30.122 MB/s |
Random Write 512KB | 8.748 MB/s | 8.695 MB/s |
Random Read 4KB | 5.950 MB/s | 7.801 MB/s |
Random Write 4KB | 0.126 MB/s | 0.127 MB/s |
備考:440BX チップセットは Tualatin に対応していませんが, Socket 370→Slot 1 変換下駄と CPU に若干改造をして使用しています.